『時は金なり』という言葉。一度は聞いたことがあると思います。
今回は、ブログのテーマでもある『時』や『お金』にスポットを当てて、『時は金なり』について調べてみました!
すでにご存じの方も多いと思いますが、今回は本当の意味を確認し、例を使ってその由来について紹介していきます!
当記事は他のどのサイトよりも内容重視で、ステキな情報をお届けします!
『時は金なり』(タイムイズマネー)とは?
『時間』や『お金』にまつわる代表的な標語ですね!座右の銘にしている方も多いのではないでしょうか?
最近は仕事や時間関連のノウハウ本にもこの手のものが多く、ビジネスマンに限らず『時間』や『お金』について考える人も多いと思います。
さて早速ですが、『時は金なり』の本当の意味について今回は記事にまとめました!
並んで時間をかけて安く済ませるか
並ばずに普通に食べたいものを食べるか#TimeIsMoney pic.twitter.com/i5B2VDwd0e— my son is sun (@mysonissun3) November 6, 2019
時は金なり(ときはかねなり)と読む
読み方ですが、『ときはかねなり』と読みます。
どちらも訓読みです。(×じはきんなり ×ときはきんなり)
時は金なりでイメージする意味は?
『時は金なり』と聞いて、どのようなイメージがありますか?
直訳すると『時はお金と同じくらい大切なものである』でしょうか?
広辞苑には、『時間は貴重・有効なものだから、むだに費やしてはいけない』とありました。
時は具体的に存在する『もの』ではなく『形のない抽象的なもの』です。最近は『4次元の指標』でも知られています。(1次・2次・3次は縦・横・高さをさす)
※すこし掘り下げてみると、、、3次元の空間に対する『ある1点』を指すために『時間』で決めているということです。
例)普段見ている景色は、劇的に変わってはいないのだけれども、春、夏、秋、冬でそれぞれみられるものが違う。→景色という空間も『ある時間という指標』によって区別されるということです。
『時は金なり』の由来は英語の『タイムイズマネー』?
『時は金なり』という言葉を聞けば、『タイムイズマネー』とも聞いたことがあるはずです。
英語にすると『Time is money』ですから、いやゆるカタカナ読みすると『タイムイズマネー』となるわけですね。
『時は金なり』の語源はベンジャミン・フランクリンが著書で記した『Time is money』に由来します。
つまり、『Time is money』が先で『時は金なり』が後のようです!
『is』は英語で『=イコール』の意味なので、『時』は『お金』と同じもの(=イコール)であるということがわかります。
『時は金なり』とベンジャミン・フランクリンの言葉
『時は金なり』の語源は、米政治家の資本主義の父とも呼ばれるベンジャミン・フランクリンが1748年に若い社会人に向けたアドバイスとして多くに広まりました。
ベンジャミン・フランクリンと言えば、アメリカの$100札に載っている人ですね。
日本では『時間は貴重なものだから、大切にしましょう』という意訳で理解されることが多いですが、本来はもっと本質的な意味があるようです。
『時は金なり』
英語のTime is moneyを直訳したもの。時間は貴重であり有効なものであるから、無駄に費やしてはいけない。時間の尊さを教えたベンジャミン・フランクリンの格言。
— ことわざ大特集 2 (@kotowazadai2) January 1, 2020
『時は金なり』(タイムイズマネー)の本当の意味とは?
『時は金なり』の本当の意味について見ていきましょう!
日本での『時は金なり』の意味は、『時間は限られたもので貴重だから、浪費しないように大切にしましょう』といった意味合いが強いです。
しかし、起源のアメリカ、ベンジャミン・フランクリンが発言した『Time is money』は少し意味合いが違っています。
著書『若き商人への手紙』にて、当時の若い社会人(新卒者・若年の起業者)に向けたメッセージには、日本の意訳というよりも英語そのものの意味が強かったようです!
詳しく見ていきましょう!
『時は金なり』の本当の意味を知るためのキーワード『機会損失』
ベンジャミン・フランクリンが言った「Time is money」は、日本語の『時は金なり』と異なっていて、その本質は『機会損失』という言葉で表すことができます。
機会損失とは、本来ならば得ることができる経験や機会があったにもかかわらず、それを得ることができなかったことを言います。
要するに『儲けられなかったお金』といってもよさそうです!
バイトをしている人が、突然バイトを休まなくてはならなくなったとしたら、本来得られるべき収入はもらえませんね。
バイトをする機会がなくなった為に、1日分の収入が入ってこないことになるので、機会損失の基本的な考え方に当てはまります。
時とお金と機会損失の中に『タイムイズマネー』がある。
さらに深く具体的な例を挙げてみましょう!
時給1,500円のバイトをしている人がいたとします。
8時間のバイトで、12,000円の収入が得られます。
次の日にも同じバイトを予定していると、12,000円。
バイトが休みでは12,000円が入ってきません。
さらに踏み入って、バイトとバイトの間はどうでしょうか?
残りは16時間あります。その残りの内で、休息に充てる人がほとんどでしょうか!?
ここに『機会損失』の話を持ち込むと見える世界が変わってきます。
残りの16時間でメンテナンスをやったとしても、そこには時給1,500円がかかっていることとなります。
睡眠を6時間とる → 9,000円の収入が得られない
読書を1時間する → 1,500円の収入が得られない
TVを2時間見る → 3,000円の収入が得られない
というように、『機会損失』という点で『時間』と『お金』を考えると、働いていない時間さえも本来ならば収入となっていたものが、支出となってしまっているということなんです。
このように考えると、『タイムイズマネー』という言葉が違った角度から認識できると思います。
『タイムイズマネー』を取り巻く問題?お金と時間で大切なのは?
『タイムイズマネー』という言葉は、本来ならば機会損失という考えに基づいて、『得られる機会を損なわないように時間を大切にしましょう』といった意味が込められていることに気づくと思います。
しかし、機会損失という言葉に重きを置きすぎると、何もかもがお金基準で物事をはかってしまいがちです。
人はお金に対しては、たくさんあっても困らない人が多いはずです。お金があるならたくさんあるほうが良いと思うことも自然ですし。
“Time is Money.”という表現は間違っている。
これではお金と時間が等価になってしまう。時間とお金が同じくらいの価値であるはずがない。
— 20代までに出会っておきたい100の言葉 (@20dai_kotoba) January 1, 2020
では、『時間』に対してはどうでしょうか?
時間があれば、『暇つぶしに』ってフレーズにもあるように、無意識に時間を使っていませんか?
時間=お金が同価値かという論点ですが、たいていは時間も大切だけれども、やっぱりお金の方がより大切だと思う心理も外れていないと思います。(お金>時間)
お金は形として見える(通帳の残高など)一方で、時間は形がないので実感しにくいことも事実ですね。
本来はお金も、時間も同じく貴重なものであるということが前提であり、日本人が『タイムイズマネー』に思い浮かべる意味合いと同等です。(お金=時間)
しかしながら、お金と時間に機会損失という言葉を合わせると、なかなかうまくいかないのが現実でしょうか?(お金?≠時間?)
では、どのようにお金と時間と付き合っていけば良いのでしょうか?
『タイムイズマネー』をどのように考えるのが理想的か?
私が勧める『お金と時間についての付き合い方(機会損失という言葉も踏まえて)』は、至ってシンプルです。
全てをお金換算で考えてしまうと、金欲求が強く映りすぎます。(守銭奴:しゅせんど、と読みます)
それはすなわち、損得勘定で行動してしまう可能性を秘めています。
バイトの例を挙げてみましょう。
バイトは1時間でも長く働けば得られる収入は増えますが、バイト以外の時間も(バイトをやっている時間くらい)大切なものではないでしょうか?
拝金主義(お金が一番)であれば1円でも多く稼いだ方が『善』ではありますが、身体のケアや読書が将来の血肉・糧となることや経験が新たな経験を積ませてくれることだってあり得ます。
身体が資本だから、身体のケアや心のケアも大切だよね!
さらに、目先の利益を優先するあまり『中長期の行動を起こさない』ことは避けたいものだということです。
そこでおススメする考え方は、バイト以外の時間に(自由な時間に)だらだら過ごすことがよいことか?と考える癖をつけることです。
何気なくテレビを見ている時など時給換算で考えると、お金を払ってでも見る価値があるのか?ということを考えて欲しいと思います。
時間とお金、機会損失という言葉をもって自分の行動を見直す癖をつけましょう!
時は金なりを、最近理解するようになりました。
時給千円なら、買うか30分悩んだ商品はプラス約500円。
会社員の頃は働いていない時間=0円っていう感覚だったけれど、そうじゃなくて買うか悩んでいるうちにその商品は高くなる。
早く「買う・買わない」の選択をすることは結果的に安くなる。— ちーちょろす🐰下着の魔法使い (@lingerie1108) 2020年1月7日
『タイムイズマネー』によって人生を好転させる3つの方法は?
そこで私がススメてきた意識改革ですが、『タイムイズマネー』という言葉に対し『どのように行動するか?』『どのように考えるか?』が大切です。
そこで、好転させる3つの方法を紹介します。
主体的に選択すること
何事もポジティブに選択すること
時間とお金が同じくらい大切だという前提で選択すること
『タイムイズマネー』という言葉の本質をうまく理解して、時間の使い方について考えるきっかけとなればと思います。
複数の選択肢があれば、1つ以外は捨てることとなります。つまり取捨選択ですね。
休息に充てるか?勉強に充てるか?は自分次第ですし、選んだからには必ず後悔も付き物です。
主体的に選ぶことで、選ばなかった選択肢を思い悩む必要はありません!
時間とお金は、今まで述べてきた通り大切なものです。
その意識を頭に置きながらも、中庸という言葉があるように、『お金』を意識しつつも『時間』とのバランスを考えてうまく付き合いたいですね。
時間の感じ方について考えてみた。
●本当に充実している場合
・あれ?まだ3日目?
・時間がもっと経ったように感じる●本当は充実していない場合
・あれ?もう3日目?
・まだ何もしてないように感じる#TimeisMoney— わかまる (@Generous_Life) January 4, 2020
『タイムイズマネー』で思う、時間>お金の考えとは?
『タイムイズマネー』について、お金と時間のバランスが大切であることを今まで述べてきました。
最終的には個人の意思によって『お金』と『時間』のバランスのとり方で決まってきます。
『お金=時間』の感覚を理解するうえで、あえてお金よりも時間に重きを置いた場合について話しましょう。『時間>お金』の関係です!
「Time is money」よく聞く言葉ですね。
お金は一発逆転が可能でも、常に流れ続ける時は取り戻すことはできません。「時>金」なので今の時間を最大限に活用しましょう。
— 玉城大輔@TOEICアドバイザー (@saruxx6) January 1, 2020
つまり、時間>お金となった時、どのようなことが考えられるでしょうか?
時間がお金よりも価値があるものであるといった考えから、お金で時間を買うといった選択があるということです。
巷でお金をかけてでも時間を買うマーケットは沢山出てきています。
一例ですが、、、
宅配サービス、依頼サービス(家事代行)、個人レッスン、マッサージなど
挙げれば、どんどん出てきます。
自分でやっては時間がかかりすぎてしまうため、『代行する』や『教えてもらうサービス』です。利用することで生活の質向上に時短対策には欠かせないものかもしれません。
このような市場も今後さらに発展していくことだと思われます。
Time is money
「時=金」そんな訳ない
もう意味を考えず、適当なことを言うのは辞めにしよう
お金は稼ぐほど増えていく、時間は平等に消費される
お金は幾らでも増えるけど、時間は絶対に終わりがある
稼ぎお金を増やすことも大事だけど、時間をどうやって使うことが一番大事な事だと思う
— 西村 利音@マーケ/人事/SOLECT (@sadaie0) January 3, 2020
最後になりますが、
何事もバランス感覚が必要であること、
選択すれば必ず選ばれない選択肢があるということ、
ポジティブに選択すること、
この3つをお勧めしたいと思います!
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