レッドブルエナジードリンクが値下げ?価格変更の理由やコスパを考えてみた

『翼をさずける』のキャッチフレーズでお馴染みのレッドブルエナジードリンク。皆さんも1度は目にしたことがあるのではないでしょうか?

私が初めてレッドブルを見かけたのは、海外へ旅行した時のこと。レッドブルだけが陳列されている冷蔵庫を見つけ、おしゃれなコーヒー缶?と見間違えた思い出があります。

当時の日本は、エナジードリンクの市場がスタートしたばかりで、レッドブルを見かけたことはありませんでした。

そして今や、レッドブルは世界で年間75億缶が販売されるエナジードリンク市場のガリバー的存在まで成長しています。

そこで今回は、レッドブルにスポットを当て商品のコンセプトや歴史、値下げ価格の理由やコスパについて、あらゆる視点から徹底調査していきます。

くりげちゃん
ついに、エナジードリンクの大御所についてまとめてくれるのね!楽しみ!

当記事は他のどのサイトよりも内容重視で、ステキな情報をお届けします!

レッドブルは翼を授けるエナジードリンク!

レッドブルを知らない方にもわかりやすく要点を絞ってまとめましたので、ぜひご覧ください。

有名なエナジードリンクとして世界中に知れ渡っているレッドブルですが、エナジードリンク以外でも『あのレッドブルのロゴ』を見たことがありますか?




翼を授けるレッドブルはエナジードリンクだけではなかった!

始めにレッドブルの歴史について注目してみましょう!

レッドブルの歴史を語る上で、まずはキーワードを抑えておきましょう。

  • 1987年にオーストリアで誕生した会社
  • タイと西欧で販売スタート
  • No Red Bull, no wings
  • オリジナルなマーケティング

オーストリアの起業家であったディートリッヒ・マテシッツ氏は、タイで販売されていたエナジードリンク『KRATING DAENG(チャレオ・ユオンヴィディヤ社)』にヒントを得ました。

そのきっかけから欧米人好みの味を再現し、後にチャレオ社と業務提携しエナジードリンク【レッドブル】を販売するレッドブル社を設立しました。

販売をタイと欧州からスタートし、今では世界で75億缶販売されるエナジードリンクとしてトップシェアを獲得するまで成長しています。

このKRATING DAENGは今のレッドブルのデザインととても似ています。(業務提携してスタートしたからそれも納得です)

KRATING:野生の牛🐮 DAENG:


レッドブルといえば、おなじみのフレーズ【翼をさずける】ですね!

英語表記の【No Red Bull, no wings】は直訳すれば【レッドブルがなければ、翼はない】となり、、、

意訳すると【翼を授ける】といった感じでしっくりくると思います。しばし、Red Bull Gives You Wingsのキャッチコピーもつかわれるそうです。

くりげちゃん
創業者のディートリッヒさんは、日本のリポビタンDから影響を受けたそうよ!
おさる子
No Red Bull, no life】のとかじゃなく、翼を授けるってキャッチフレーズがかっこいい!

そして、レッドブルはエナジードリンクを販売する会社ですが、そのマーケティング(販売戦略)がとても特徴的です。

スポーツ業界のスポンサーとして宣伝活動に積極的に取り組んでおり、モータースポーツのF1やサッカーチームを所有していたり、飛行機のレースを主催したりと、エクストリームスポーツ(過激なスポーツ)やEスポーツ(ゲームなど)への関心が高く、若年層向けの宣伝に注力しています。

コンセプトに沿った集中を要するスポーツに投資し、そのユニークなマーケティング方法により他のブランドとは一線を画す存在を築いています。日本ではバーやコンビニで販売をスタートし、現在ではキリンビバレッジ㈱とライセンス契約を組み自販機でも販売されています。


レッドブルが価格変更で値下げ。その理由やコスパは?

レッドブルを調べていた際に、ちょうど価格変更のニュースが出ていました。(21年1月10日)

2月1日よりレッドブルの商品価格が変更され、販売価格の見直しがなされました。目的は『より多くの方々へエナジーを届け、皆様にとってこの新しい年が大きな飛躍のときになるよう、注力致します』とのことです。

具体的に以下の表の通り読み解いていきます。

商品名容量現在価格改定価格差額コスパ
レッドブル250ml241円190円51円0.96→0.76円/ml×
レッドブル330ml268円235円33円0.81→0.71円/ml
レッドブル
アルミボトル
330ml296円245円51円0.90→0.74円/ml
レッドブル355ml292円245円47円0.82→0.69円/ml◎
レッドブル
シュガーフリー
250ml241円190円51円0.96→0.76円/ml×

(税抜き価格:2021年2月現在で10%の消費税+)
コスパ計算は四捨五入

2020年3月発売のレッドブルホワイトエディション250ml190円のままで、一番小さいサイズのレッドブル185mlは在庫なくなり次第終売とのことです。

他のサイトでは、改定前後の価格を載せてありますが、私たちエナジードリンカーが知りたいのはやっぱりコスパ(コストパフォーマンス)ではないでしょうか?

価格下げは消費者である私たちにとって喜ばしいことですが、変更価格がコストに見合っているのか?コスパに注目してみましょう。

多くのエナジードリンク好きが知りたいのは、ミリリットルあたりのコストだと思います。上のグラフの一番右列となりますが、一番大容量の355ml缶のコストが一番安く、コスパがいい商品であることが分かります。

一方で、一番売れているであろう250ml缶が実は一番高い価格=コスパが悪い商品であることも分かりました。

すべて内容物(液体)が同じであれば容量が多い方が製造コストも安く済むので、結果として量が多ければ多いほどコスパは良くなります。

さらに、原材料がそれぞれ異なるので単純に比較はできませんが、レッドブル以外の主要商品のコスパ表も載せておきました。

商品名容量価格コスパ
モンスター
エナジ―
355ml190円0.53円/ml
ZONe500ml190円0.38円/ml
リアルゴールド
ドラゴンブースト
250ml185円0.74円/ml
アイアンボス250ml150円0.6円/ml

(税抜き価格:2021年2月現在で10%の消費税+)
コスパ計算は四捨五入

レッドブルの高コスパ商品は355mlで0.69円/mlでした。一方、同容量のモンスターエナジーは355mlで0.53円/mlであり、その差0.16円ですが23%開きがあります。

最近、エナジードリンク市場を賑わしているZONeに至っては、驚異の0.38円/mlと大容量の威力が発揮されています。

 

レッドブルの値下げの理由・真相について考えてみた

上のコスパ表を見てもわかる通り、国内メーカー製造のエナジードリンクは、レッドブルより割安であることが分かりました。

その理由は、レッドブルが輸入品だからです。

くりげちゃん
国内のレッドブルは、スイス産かオーストリア産が売られているそうよ!

輸入すれば輸送コストや関税がかかるため、どうしても国内産のエナジードリンクには価格競争で後れを取ってしまいます。表示の通り、レッドブル・ジャパン(株)が缶で輸入していることが分かります。


おさる子
濃縮還元ジュースみたいに、原液だけ運んで炭酸・水と一緒に缶詰めできないのかな?

そして、調べを進めてみるとライバル品のモンスターエナジーはアサヒ飲料の関東主力工場(群馬)にて19年より自社製造を始めたとありました。

年々エナジードリンクの市場は拡大し、今後を見据えた投資(30億)に踏み切ったことが将来的なコストダウンにつながっています。

レッドブルの今回の値下げの背景については、世界各国で売れまくっているレッドブルも日本国内ではその売り上げが苦戦しているそうです。

レッドブルとモンスターエナジーの出荷量

出典はこちら

17年には出荷量がレッドブルを逆転しモンスターエナジーが首位を獲得。その後の出荷量も大幅に拡大し、その差をさらに広げています。

おさる子
モンスターエナジー、すごい勢いだ!まさにイケイケどんどん!!

今回のレッドブルの値下げの大本命は、コスパ表の通り355ml缶です。モンスターエナジーと同容量のサイズが一番コスパがいいことからも、完全にモンスターエナジーの売上に対抗するための策だと思って間違いないと思います。


しかし、価格競争になってしまっては厳しさは増す一方であると予測します。

というのも、250ml缶を例に挙げたとすれば、今まで241円(税抜き)で売られていたものが、51円安の190円(税抜き)で売られることとなるというのは、、、

売上額が190円÷241円=0.788→21.2%減ということ。

つまり、今回の価格変更では、今まで5本売った売上額=今後は6本売った売上額となるということです。

冷静に考えても厳しい世界です。最後に簡単にまとめました。

レッドブル値下げの理由予想
  • レッドブルのコスパが悪い。
  • モンスターエナジーの国内量産化による勢力拡大。
  • レッドブル似のドリンクを他社が安く販売している。

レッドブルは輸入による販売のため、いくら販売価格を下げたとして対抗しても輸送コストは大きく変わらずコスパは悪いままです。今後もこの状況下では厳しい状態が続くことが予想されます。

レッドブルの売上が当初は高かったことからも、エナジードリンクと言えばレッドブルの時代があった通り、その味は日本人にも大いに受け入れられたと思います。

そして、ライバル社が量産化により圧倒的に低価格で販売できていることその味に近い商品が他ブランドで販売されていることからも、レッドブルの苦境は深まるばかりではないでしょうか?

くりげちゃん
国産のモンスターエナジーに対抗するには、スイスやオーストリアで製造するのではなく、同じように内製化(国内で製造)する必要があるんじゃない?
S太
市場が賑わうことはいいことだね!新商品が出続ければ、このおすすめドリンクまとめも続きます!!




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S太
Time is Money "時は金なり" このブログのメインテーマは『時間』や『お金』について学ぶことです。ブログ名の『インスタライブズ』とは『インスタント=即効性の』と『ライブズ=生活、人生』を指し、生活に役立つ情報をお届けします。『そくせき』の読みに掛けて『即席』、さらには自身の『足跡(そくせき)』をつづったブログです。好きなものは即席麺。
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